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“いつかはセプテンバー” -サカナクションと死生観-

第1部『サカナクション解体新書』 

 今回で第6回目となる『サカナクション解体新書』。取り上げる楽曲は、アルバム“834.194”に収録の「セプテンバー」。この歌詞の随所からは「死」を彷彿とさせるワードが見受けられる。実際、山口一郎氏は自身のラジオで「『セプテンバー』は17歳の頃に作曲した『死生観』を歌った曲だ」と発言している。そこで今回の『サカナクション解体新書』では、「セプテンバー」を起点として、様々なミュージシャンや作家、思想家の「死生観」を比較しながら、一郎氏の「死生観」に迫ってみたい。また、様々な「死生観」に触れたあと、「では、自分は何のために生きるのか。」という問いについて、参加するゲスト全員で考えてみたい。

 これまで同様、歌詞の一つのフレーズ、一つのワードから、実に多様な解釈が生まれるこのワークショップへの参加を通じて、ゲストには「人間の思考とことばには、どのようなつながりがあるのか」や「いかにして人間は、ことばで世界を切り取るか」といったことの不思議さを感じ取っていただきたい。

第2部『RISE -詩を編む-』 

 今回初の試みとして、第1部『サカナクション解体新書』で取り上げた楽曲の歌詞解釈をもとに、そこで感じ取った想いを参加者自らのことばへと変換し、詩へと昇華させるワークショップ『RISE -詩を編む-』を開催。

 タイトルの“RISE”は、アルバム“sakanaction”に収録の「ボイル」の歌詞「…ライズしたんだ」にちなんでいる。

 歌詞で使用される「ライズ」は、釣り用語(=水面付近にいる小魚を捕食する際に、魚が勢い良く水面に飛び上がること)の意味合いで用いられていると考えられている。その「飛び上がる」の意味から「朝に書けてライズしたんだ」「意味が跳ねてライズしたんだ」という歌詞は「夜中の作詞作業で長い時間をかけて向き合ってきた歌詞が、ようやく朝になって昇華した(ライズした)。」程度の意味として解釈することができる。

 参加するゲストは、第1部の『サカナクション解体新書』を通じて歌詞の解釈を試み、歌詞のことばの意味を咀嚼する。歌詞の背景にある物語や意味を自分なりの理解へと落とし込んだら、今度は第2部で自分の物語に想いを馳せ、それをことばに紡いでいく。「想いをことばへとライズ(昇華)させていく」その過程を楽しむことができるのが第2部『RISE』である。

ー なぜ詩を書くのか ー

 「詩を書く」ことの意味は、「自分の想いを整理すること」「目に見えない、浮遊した内なる想いをことばに閉じ込めること」にあると思う。それは、周りの誰かのための時間ではない。イマ・ココにいる自分と向き合い、自分が何を想うのかを確認するための作業であるように思う。

 “RISE”は、自分は何を想い、どこへ向かうのか、そんな内なる自分との対話をことばへと昇華させる時間である。

イベント概要

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脇町珈琲 (脇町珈琲Facebookページより転載)

第6回『サカナクション解体新書』

       “いつかはセプテンバー” -サカナクションと死生観-

date: 2020年3月15日(日) 16:30 OPEN / 17:00 START

 

place: 東京都府中市本町 「脇町珈琲」 (Google Maps)

schedule:

    17:00-18:30 第1部 「サカナクション解体新書」  

    18:30-19:00 ー 休憩 ー

    19:00-21:00 第2部 「RISE -詩を編む-」     


 

charge全参加  2,000 yen (ドリンク2杯・軽食付き)

    いずれか1部のみ参加 1,500 yen (ドリンク1杯・軽食付き)

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