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魚民図鑑
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Concept

「サカナクション解体新書」は

これまでサカナクションが手がけてきた楽曲の歌詞に

言語学や文学の観点から切り込んで

その歌詞に登場するフレーズやワードの意味について考えたり、

歌詞の背景に隠されたストーリーを想像して、

参加者が自由に語り合えるワークショップです。

「文学性が高い」

メディアから称賛されるサカナクションの歌詞。

幼少期から、太宰治をはじめ多くの近代文学作家の作品に触れ

育ってきたという山口一郎氏。

現在彼が手がける歌詞も、当時の影響を強く受けていると言います。

そんな彼の歌詞は、

難解な言葉が使われていないにも関わらず、

一見するだけでは意味を理解することができません。

この意味不明な歌詞を、

言語学や文学の知恵を借りながら、人々が集って話しながら解釈を試みる。

そして、新しい発見やことばを考える楽しさに触れる。

それが「サカナクション解体新書」なのです。

Event Detail

​「サカナクション解体新書」は、#01 TALK SESSIONと、#02 WORK SHOP の2つのセッションから構成されています。

#01 TALK SESSION では、参加者のみなさんが歌詞解釈を行うための思考準備を行います。歌詞解釈、すなわち、ことばと向き合うために必要な考え方をインプットする時間です。言語学や文学など、サカナクションの歌詞を考える上で土台となり得る学問をわかりやすく「ミニ講義」形式で紹介します。歌詞解釈とは、ことばと向き合う作業です

TALK SESSIONでは「メタファー」や「コロケーション」と言ったような専門性の高い理論を紹介したり、「文学とは何か」「なぜ必要か」などといったざっくりとした話も扱います。「学問を身近に感じる」ことがサカナクション解体新書が掲げる大きな理念の一つですので、ゆっくりとわかりやすく、みなさんに楽しんでもらえるように、学問のおもしろさをご紹介します。

第1回「サカナクション解体新書」のようす1 (写真:佐分利啓和)

第1回「サカナクション解体新書」のようす2 (写真:佐分利啓和)

第2部 WORKSHOPでは、参加者がグループとなってテーブルを囲み、発表されるお題曲の歌詞についてディスカッションを行います。

まず、お題曲の歌詞から「キーフレーズ」を取り上げいくつか質問を出題 (過去の例:「『いつ終わるかな(ユリイカ)』って、一体何が終わると思う?」「『壁が立つ度、風が吹く度(ユリイカ)』って、どんな時?」など)。質問について、各人が意見を出しながら議論を進めます。参加者それぞれの記憶や経験、感性から思い起こされる歌詞へのインスピレーションを共有していきます。
 

#02 WORK SHOP
▶︎▶︎▶︎▶︎ 次回の開催 ◀︎◀︎◀︎◀︎
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​サカナクション解体新書
"いつかはセプテンバー" -サカナクションと死生観-
2020.03.15. (Sun.) 
脇町珈琲 (JR府中本町駅)
16:30 OPEN / 17:00 START
THANK YOU, SOLD OUT
#01 TALK SESSION
about
2019.01.11.
第1回「サカナクション解体新書」開催
(関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス)
文学専門の先生(准教授)含む11名が参加
RAYのコメント
 「第1回の開催は、サカナクションのファンはもちろんのこと、大学内での開催ということもあり、言語学に関心を抱いている学生にも多くご参加いただきました。一般に詩の解釈といえば、文学専攻の守備範囲ですが、歌詞と言語学の融合は斬新なアイデアだったようです。記念すべき第1回で取り上げた作品は「ユリイカ」でした。RAYは「隙あらばユリイカを聴く」ほどのユリイカ好き。初めてユリイカを聴く人も多い中で、グループディスカッションは白熱。ボクも各グループのテーブルを歩き回りながら、その解釈があったか!と驚かされるばかり。文学専門の先生による解釈も「さすが」の一言。これから開催するイベントに参加していただいたみなさんにもぜひお話しようと思います。
参加者の声
「言語学についてのお話し凄く為になりました。
   ことばの解釈の仕方や見方を変えることで広がる世界感に感動したし、参加して本当に良かったと思いました。」
「久しぶりに人と歌詞について語れたので、とても良かったです。」
「サカナクションを普段あまり聞かない人の意見がおもしろかった。」などなど

2019.03.07-08.
第2回「サカナクション解体新書」開催
特別授業「ことばについて考えるワークショップ」を開講

(大阪府某私立高等学校にて)

 

 

高校2年生の22名が授業に参加.

RAYのコメント
 
「第2回にして、特別バージョン。縁があって『サカナクション解体新書をウチの高校生にもやってほしい!』というお話をいただきました。高校生にサカナクションの歌詞解釈をしてもらうなら…と課題曲は迷わずに“Aoi”を選曲。自分たちの”青さ”ってなんだろう?というテーマで盛り上がりをみせました。授業では、ことばについて考えることの楽しさやおもしろさをより実感してもらいたいと思い、新たに『自分で詩を作ってみよう!』というフェーズを設けてみました。題して『みんな詩人プロジェクト』。言語学という学問について触れ、サカナクションの歌詞解釈というインプットによって研ぎ澄まされた感性を手に入れた今、自分のことばで自由に表現してみよう!という趣旨です。詩を作るために用意された、40分という非常に限られた時間のなかでしたが、回収したワークシートを見てみると、なんたる完成度の高さ。それぞれの “自分”が持つことばを使って、素晴らしい詩を書き上げてくれました。
参加した生徒の声
「言語学に興味が湧いた!」
「初めて言語学という学問を知った」
「歌詞を深く考えるきっかけになった、好きなアーティストでも実践してみたい」など
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2019.07.06
第3回「サカナクション解体新書」開催

(世田谷区等々力のカフェ・オモンパカル)

11名が授業に参加.

RAYのコメント
 
「第3回は初めての東京での開催でした。世田谷区等々力にあるカフェ・オモンパカルにて開催しました。お題曲は『新宝島』。映画「バクマン」の主題歌として制作されたこの曲。その楽曲が制作された背景からストーリーを考える質問を用意しました。例えば「『揺れる』『震える』は何を意味している?」という質問。「不安で心が揺れてるんじゃないか」「何かに怯えてるのかな・・・」など、みなさんが想像力を働かせながら歌詞解釈に試みました。」
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2019.09.22
第4回「サカナクション解体新書」開催

(カフェ・FLAT STAND)

16名が授業に参加.

RAYのコメント
 
「第4回、過去最多の方にお越しいただきました!開催場所は府中市多磨霊園にあるカフェ・FLAT STAND。お題曲は『忘れられないの』。6年ぶりのアルバム『834.194』をリリースした直後ということもあって、アルバムリード曲『忘れられないの』をタイムリーに取り上げましたアルバムのコンセプト『北海道と東京』を念頭に、『山口一郎さんは何を忘れられないのか...!』というテーマでディスカッションを行いました。これまでにない白熱ぶりで大盛況の第4回開催でした!
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RAY (Project Leader)

言語学専攻修士学生. 大阪府出身. このイベントを確立させるべく現在大学院を休学し, 東京へ移住. 中学2年の頃, ラジオ(FM802)から流れた「アイデンティティ」を聴いて, 初めてサカナクションを知る. それ以来, サカナクションファンとして, 受験, 失恋など, あらゆる人生の苦難を共に乗り越えてきた. 周りにも, 自分と同じような経験のなかでサカナクションを聴いているのだろうか…サカナファンは日常の中でどのように音楽を、歌詞を聴いているのだろうか…ということに興味を抱き始め, このイベントを立ち上げることになる. ある歌詞のフレーズやワードは, いつ,どこにいて,どんな状況で,どのようにリスナーに響くのか,僕らファンはもちろんのこと, アーティストも知りたい情報なのではないか,と思った.そんなことを話し合える場所, 歌詞を通してファンとアーティストが繋がる場所をつくりたい. このイベントにゲストスピーカーとしてサカナクションメンバーを招待したい.というか, 招待するまでがむしゃらにやり続けようと思う. 

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HINA (Special Advisor)

言語学修士取得. 中学生の時, 機内で聴いたアルクアラウンドの前奏がサカナクション愛好の発端. その記憶を忘れかけていた頃に,サカナクションファンである後輩の働きによって再び沼に落ちる.その後輩と歌詞について語っているうちに共同企画に巻き込まれていた次第. 言語学講座やワークショップにおけるお題の考案などを担当.

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